Misa’s Mindfulness Blog

心理カウンセラーMisaが日英中のパワーワードをご紹介します。

<心理学>Identification(帰属意識)はなぜ必要なのか

私は埼玉で生まれ高校卒業まで埼玉で育ち、その後は東京から大学に通いながら中国、オーストラリア、スウェーデンなど海外を転々とするような、所謂海外が大好きな若者でした。

20代前半までは『海外で仕事をしたい』とか『将来は夫の国のスウェーデンに住みたい』とか常に海外に住むことを考えていたのですが、20代後半になって『日本人』であることを意識するようになりました。更に去年東京から埼玉に引っ越し『生まれ育った埼玉』へ戻ってきたとにより、改めて自分は埼玉が好きであることに気がつきました。

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そんな中、ドンピシャのタイミングで『飛んで埼玉』が大ブレークしたので、私は“通行手形”を社員証に入れ持ち歩き、職場や取引先の方へ『通行手形』を見せながら『飛んで埼玉』の鑑賞を薦めるような『埼玉県民の鏡』のような存在になりました。

20代まで海外大好だった私が、なぜ『日本が一番』と思うようになり、更には『埼玉県民』であることに誇りを持つようになったのか。ここまで帰属意識が強くなったのは、どのような心理の変化があったのか。

本日は自分の『帰属意識』の変化の経験を基に、心理学的にいう帰属意識が幸福感を高める』とはどういうことなのか考えていきたいと思います。

 

 

 


 

1. 帰属意識とは

帰属意識の概念

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帰属意識とは、もともと心理学の言葉です。

ある集団の一員であると思うこと、自分がその集団に所属しているという意識があることを帰属意識といいます。所属する集団の単位は、小さいものから大きいものまで様々で、最小単位であれば家族や親戚などで、大きくなると会社、自治体、国籍などが挙げられます。一般的に集団の単位が小さくなればなるほど、個々の繋がりや親密感が高まる傾向にあります。例えば、自分が日本人であることよりも、出身地が近いとか同郷であるとか、住んでいる場所が一緒で地元トークで盛り上がったりする方が、親近感が湧きやすいという経験は誰しもあると思います。

 

「高い、低い」で表される帰属意識f:id:misa_mindfullness:20200209204719j:plain

一般的に帰属意識は「帰属意識が高い」「帰属意識が低い」と表されます。帰属意識が高いと自分がそのグループにおいて「理解されている」「受け入れられている」と肯定的に感じることができ、そのグループへの興味関心や絆が高まります。帰属意識が高い人が集まるコミュニティは、自分自身だけでなくグループにも貢献したいとポジティブな感情が働き、自分の属するグループに対して誇りを持つようになります。

一方で帰属意識が低いと所属グループに対しての興味や絆が薄れ、「自分は必要ないのではないか」とか「理解されてないのではないか」とネガティブな感情が湧き、居心地の悪さを感じるようになります。

『飛んで埼玉』では千葉の攻防により“草加せんべい”や“深谷ねぎ”しか特産物がないと自らディスるような帰属意識が低くなっている場面も垣間見えましたが、最後の決戦では帰属意識の高い埼玉県民”が仲間を助けあいながら千葉へ立ち向かっていく場面が印象的でした。

 

2. 帰属意識が心理へ与える影響

幸福感が高まる

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そんな“帰属意識の高さ”が前向きに描かれている『飛んで埼玉』ですが、帰属意識が高いとどんなことがプラスに働くのでしょう。

1つは幸福感が高まるということです。私たち幸せな人生を送るためには、“自己肯定”をすることが大切です。自己肯定が高い人は「自分は価値があるんだ」と思うことができるので、困難に直面しても自分を否定することをせず、自分を容認することができるようになります。

自己肯定を高める方法の1つに、他者から受け入れられてると感じるかどうかということがあります。例えば、サークルメンバーに自分の誕生日を祝ってもらったとします。サークルという単位の共同体(コミュニティ)の中で、自分の誕生日を祝ってもらう=自分が受け入れられていることを実感すると思います。帰属意識が生まれると他者に受け入れられていると感じ、自己肯定が高まるため、幸福度が高まるというロジックです。

 

疎外感が減る

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帰属意識が高いと、疎外感が減るというメリットもあります。どこかのコミュニティに所属していると感じることによって「自分には1人ぽっちではなく仲間がいる」「自分には帰る場所がある」と思うようになります。

実際に私が海外留学をしていた時は、“日本人である”という帰属意識から日本にいる時に他人と話す時より遥かに外国にいる日本人の方が話しやすく、親しみやすかったという経験があります。

これは海外に身を置くことによって『日本人』という帰属意識が高まり、言葉の壁がないということだけでなく親近感が湧いたことにより起こったものだと感じます。この帰属意識のおかげで異国の地でも自分は一人ではないんだと思うことができ、外国での疎外感から逃れることができました。

 

『飛んで埼玉』から学べる帰属意識の大切さ

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 『飛んで埼玉』は、現代社会で薄れていると言われる帰属意識に対し、とても分かりやすくシンプルに帰属意識を持つことの大切さを教えてくれる作品だと思います。インターネットやスマホの普及により、一人ひとりの所属するコミュニティの種類が雑多に増えすぎていて、それ故、帰属意識自体がかなり低くなっているのは誰もが感じているはずです。

日本、外国というレベルでなくネット世界でのコミュニティが広がりすぎた現代では、少数のコミュニティに所属しているうちは大切にするが、あとはどうでもいいという考えの人が多いように感じます。

しかし、結果的に上辺だけの帰属が低い共同体(コミュニティ)がなくなってしまった時に、そこから感じる疎外感虚無感というのはとても大きいものです。だからこそ、自分が帰属するコミュニティに対しては、相互理解を高め、更には自己肯定を高める役割があることに気がづくべきだと感じます。

 


3. まとめ

私が『埼玉』や『日本』という大きな共同体にまで帰属意識があるのは、自分自身がコミュニティ外に飛び出したことにより郷土愛繋がりの大切さを感じたからだと思います。

人は一人では決して生きていくことができません。常にどこかの共同体(コミュニティ)に所属しながら、自分には仲間がいる、自分には立ち返る場所があると思いながら生活し、それを感じることで自分自身が幸せになることができるのです。

自分の所属しているコミュニティは何だろう?コミュニティ内のメンバーを大切にできているだろうか?とたまに自分自身で振り返り、帰属意識を感じてみてはいかがでしょうか。

 

 

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